肩こりを考える ―筋肉の”3層構造”とは? 

体のつくりって、すごく複雑に見えますよね。でも、実はどんなに複雑にみえる構造でも、ちゃんとした規則性があって、それぞれが役割を担っています。

今回はその中から「肩こり」に関係する筋肉のお話をしたいと思います。

肩こりと筋肉の関係

肩こりの原因の一つに「筋肉」があります。有名なのは僧帽筋でしょうか?お孫さんがおばあちゃんの肩を揉んでいるイラストがあったら、きっと僧帽筋を揉んでいると思います(笑)。

でも、肩周りの筋肉は僧帽筋だけではありません。もっとたくさんの筋肉が重なり合っています。

実は、その並び方にも特徴があり、まるでミルフィーユのように層状に分かれているんです。

肩の筋肉は三層構造

肩周りの筋肉は、表面から深いところへ向けて「浅葉」・「中間葉」・「深葉」と分けられます。

主な筋肉と役割は以下の通りです。

筋肉役割
浅葉胸鎖乳突筋、僧帽筋、大胸筋、広背筋、外腹斜筋など肩を大きく動かす
中間葉舌骨下筋、鎖骨下筋、小胸筋、前鋸筋、内腹斜筋など体幹を支える
深葉斜角筋、肋間筋、腹直筋、腹横筋など呼吸を担う

(筋肉の名前は専門的なので、ここでは無視していただいて結構です)

注目していただきたいのは、深さによって役割が違うということです。

・浅い層 ⇒ 腕や肩を大きく動かす

・中間層 ⇒ 体幹を安定させる

・深い層 ⇒ 呼吸を支える

3層の”協調性が大切

肩こりは「腕の使い過ぎ」というイメージがあるかもしれません。

実際、僧帽筋など浅い層の筋肉は腕を動かすための筋肉なので、その見方も正しいのですが…。

肩周りには「体を支える筋肉」や「呼吸の筋肉」も一緒に働いています。

つまり、肩の不調を考えるときは「動かす筋肉」だけでなく、3層のバランスや協調性も大切になるのです。

もし、その協調関係が崩れてしまうと、肩の重だるさや痛みが現れてしまう、と考えられます。

青竹-Aotake-total body careの施術

当院では、肩周りの筋肉を一つひとつ丁寧に施術します。

ただ揉むだけではなく、筋肉の役割をしっかりと意識して整えていくことで、これまでにない解放感を感じていただけると思います。

少し時間はかかりますが、その分しっかりと体と向き合う施術を行います。

ぜひ一度、ご体験ください。三島市でお待ちしております。

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