院長の考え方
施術について
身体が記憶している予測不能な出来事
身体は行動を予測して準備をしている
人の体は”行動を予測して、それに備える機能”を持っています。
・立ち上がろうとする前に、腹筋を収縮させて体幹を安定させる
・転びそうな状況では、いつでも手を出せるようにバランスをとろうとする
・お化け屋敷に入ったら、体を緊張させて身構える
このように、私たちは、これから起こるかもしれない状況に対して、事前に身体を準備させておくことをします。
そのため、私たちは不測の事態に対して、身体を守るための準備をすることができます。こういう状況で受けた怪我は、あまりにも強い衝撃でない限り、後に引きずることは少ないと思います。
身体への影響は、衝撃の強弱ではない
実は、後々、身体が不調を感じてしまうような出来事は、その衝撃の強弱よりも、どれだけ予測不可能な状況だったのかが大切だと言われています。
そして、その衝撃は、本人が想像しているよりもずっと小さなものであることもあります。
こんな経験はありませんか?
下りきったと思っていた階段が、もう一段残っていた。そのとき、足の裏から頭のテッペンまで、響き渡るような衝撃を感じた。
あると思っていた椅子が無くなっており、勢いよく尻もちをついた。
このように、頭で考えていたことと、まったく違う状況になってしまったとき、体は環境に適応するための準備ができていないため、受ける衝撃が非常に大きくなってしまいます。
そういった予測不可能な状況で受けた衝撃は、たとえ小さな力であっても、身体に刻まれてしまう可能性があるとされています。
そして、その痕跡が、身体の不調感やパフォーマンスの低下に繋がってしまうのです。
交通事故という予測不能な事態
そんな予測不可能な状況で受ける衝撃の代表が”交通事故”ではないでしょうか?
私は、病院に勤めていた頃から、交通事故の怖さを感じていました。それは青竹を始めてからも同じです。
「昔、交通事故に合ったことがあります。もう随分昔のことですけどね。」
そんな言葉を聞くことがあります。
私は、
「事故後の身体に対して何かケアをされていますか?」
という質問をします。
その質問に対して「はい」と答える人は、ほとんどいません。
「もう昔のことですから」と答える方がほとんどです。
たしかに、症状がない、もしくは自覚していなければ、治っていると考えるのは普通のことかもしれません。
身体が表現する事故の影響
でも、身体に細かく触れていくと、事故後から続いている可能性のある身体の特徴が見つかることがあります。
そして、その影響が身体の動かし方に現れることがあります。それに気づかず、上手に付き合っているように見えても、年齢の影響などで筋力が低下したときに
「あれ?もしかして、昔、事故をした影響が今頃になって出ているのかもしれない」と感じることがあるようです。
実際に、施術を進めていくと
「考えてみると、体調が悪くなったのは、事故に合った後くらいからかもなぁ…」
なんて発言をされる方がいらっしゃいます。
「症状固定」=「完全治癒」ではない
一般的に、保険などを利用した後遺症に対する治療の終了には「症状が固定されたため」という言葉が使われるそうです。
ただ、「症状固定」という言葉は、必ずしも「完全に治った」という意味ではありません。
残念ながら、身体に残った特徴が、その後も消えずに残ることがあります。
特に、最初にお話ししたように、まったく予測できない状況で受けた衝撃なら、なおさら、その影響は大きく体に刻まれてしまうのかもしれません。
だからこそ、身体と適切に向き合っていく習慣が大切になるのではないでしょうか。
理想的な身体の動かし方を取り戻そう
自覚がない症状に意識を向けよう!と言われてもピンとこないかもしれません。
でも、専門職の中には、体に触れることで、体が発信している小さな特徴を読み取ることができる人がいます。
青竹でも、姿勢反応といって、体が本来もっている基本的で理想的な動きを誘導することで、体に刻まれた特徴を見つけ出すことに努めています。
そして、その人に合った体の動かし方を誘導することで、普段、自分では作ることができない動きを感じとることができるようになります。
それは、とても気持ちが良い感覚です。
だって、体は、本来、その動きを欲しているのですから。
その動きを反復していくことで、体が調子を取り戻すきっかけを作っていきます。
定期的なメンテナンスを
そんな体のケアやメンテナンスの場に青竹を選んでみてはいかがでしょうか?
交通事故のような大きな衝撃だけでなく、普段なら気にも留めないような出来事が、実は体に刻まれているということもあるかもしれません。
ときどき、身体のメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか?
それは、あなたの日常を、今日よりも素敵な時間にしてくれるきっかけにしてくれると思います。
